第13ステージ

レース序盤、いつ棄権してもおかしくないと心配されていたバルベルデが、新人賞ジャージを着たままツールを去りました。ツール前のコメントでは、ツールは試しに走ってみるつもり、というような控えめなコメントをしている印象でしたが、実際は山岳コースでランスを破ってステージ優勝するなど、いい結果を残してきただけに非常に悔しそう。車の中で泣いている姿がせつない。
しかしまだ若いのですから。ランスが去った来年、再来年と、ツールの星となって帰ってきてほしい。クネゴとのガチンコ勝負も見たいなりよ。


レースの内容。
逃げが5人。ヴォクレール、ホーナー、フレチャら。
ダヴィタモン・ロットが必死に集団を引くが、途中で崩壊。
ディスカバリーが引いたりして、追いつきそうで追いつかない。
そんな中シャバネルが集団から飛び出して前の逃げに追いつき、更にシャバネルとホーナーが2人して先頭で逃げ始める。これが結構いい勢いで行くが、集団との差は少し。縮まりそうで縮まらない、しかし縮まらないようでじわじわ縮まる。微妙。結局、ラスト1キロを切って、ほとんど最後の直線でマキュアンらスプリンター系の選手に追いつかれる。リザルトとしては1位マキュアン、2位オグレディ、3位ロドリゲス。マイヨ・ヴェールハスホフトは5位に沈んだ。


平坦基調で、アルプス〜ピレネーの移動日と思っていたら、意外な展開で最後の最後まで楽しませてくれましたね。クイズ「レース終了後のマイヨ・ヴェールのポイントは?」は全然ハズしましたけどレースが面白かったからいいわ。マキュアンはいつもチームに所属してないような単独の勝利というイメージが強かったけど、このツールでだいぶイメージが覆されました。チームメイトとの厚い信頼関係を見せ付けるような?レース終了後、チームメイトたちと抱き合っている姿は感動的でしたね。