プロローグ

2005年のグラン・ツールもいよいよ開幕です!今回のジロ・デ・イタリアは長靴のつま先、レッジョ・カラブリアからスタートして北上、アルプスを経過してミラノを目指すような形。いま、第20ステージまでの3週間にわたる熱き戦いの火蓋が切って落とされた!

(このコラムは日本でのテレビ放映に合わせて更新していますが、現実のジロは2週間くらい前からスタートしております)

ということで本日はプロローグ。
経営者の顔が変わったらしい今年のジロ。夏のツール・ド・フランスとは違う色を出していきたいという思いが強くあるようで、例年にない演出がありました。
■プロローグが1.1キロしかない!!
■ナイトレース!!
1.1キロっていうのは過去最短らしいです。普通のレースでは1日100キロ200キロと走ることに慣れている長距離選手たちですから、必要とされる力が違いますよね。スプリント選手たちに有利と見られていました。
それから夜のレースというのも、今まであんまりなかったですね。普通は昼の間に終わるんです。マラソンと一緒。イタリア上空からの空撮で見た夜景はかなりきれいだったので視聴者側としてはいいんですけど、選手はライトが正面からきていて眩しかったんだろうなあ。

ほとんどの選手が1分25秒前後のタイムでゴールする中、1分20秒台でゴールしたランキャスターが優勝をさらいました。昨年ジロで9勝という快挙を成し遂げたペタッキも1秒差で3位につける好発進。昨年22歳という若さでジロ総合優勝して話題をさらったクネゴも1分24秒でまずまず。

さて明日からいよいよ本番、第1ステージが始まります。