ここがヘンだよロードレース

ロードレースを観戦し始めた頃に驚いたこと・疑問に思ったことや、ロードレースがわかってきた今でもやっぱりおかしく思うこと。
いわゆる「プロスポーツ」と言われて思い浮かべる一般的なイメージと、自転車ロードレース競技との間には何か深い溝が。
冷静に考えると自転車競技は変なことがいっぱいですね。


1. 選手間やチーム間で談合がある。
しかも許される。正々堂々、談合して他の選手やチームを陥れる。他のスポーツじゃ考えられない。

2. レース中、自転車で走りながら何でもやる。
食事するのはもちろん、怪我をしたら自転車に乗ったまま治療を受ける。ツールの最終日にはワインやシャンパンを飲みながら走っている。
また、選手同士で雑談して笑っている場面も多数。じゃれあってキスを迫ったりとか。君たちレース中です。
テレビカメラに向かって手を振ったり直接コメントすることもあり。(ex.ボンジュールフランス!)時には大声で歌い出す。デジカメや携帯カメラで記念撮影だってする。君たちレース中だってば。

3. レース中、自転車を降りる。
降りて沿道の観客のもとへ行き抱擁している。何かと思ったら家族や恋人が来ていたのだった。マラソンじゃあ、走り去る際に知り合いへ向かってサングラスを投げるくらいしかできませんよ。

4. 集団ゴール。
ロードレースを見始めた当初はこれが理解できなかった。集団でゴールしたらタイム差がつかないって?じゃあ今日のレースは何のために百何十キロも走ってきたのか?意味なくね?と。
あとライバル選手が集団から遅れたら待ってあげる、とか。じゃあどこで差がつくんだこの競技、と最初はかなり謎であった。

5. 崖から落ちてもへっちゃら。
…へっちゃらってことはないが。山岳の下りカーブで崖から転落する映像は結構よく目にする。見ていて心臓が凍る。でも彼らはせっせと這い登ってきてまた走り出して前に追いつく。何なんだあの人たちは。