素敵なビデオクリップ

最近よく放映されているミスチルの『Worlds end』のPVがとてもステキです。PVはこれまで数多く見てきたけれど、今まで見た中で映像として一番好きかもしれません。


なかなか芸術的な感じのPVなので説明が難しいですが、室内空間で人や物が高速移動して移り変わっていき、その中で一組の男女が出会って惹かれあっていく、というようなストーリー。このPVが表現しているのは「人生の縮図」であり、それと同時に「世界の縮図」なんだろうなと思います。「人生の縮図」は主観的なもので「世界の縮図」は客観的なもの。本来は視点が違うものだと思うのですが、それを同時に表現しているあたりだとか、たった3,4分の映像で人生も世界もすべて再現しているあたりだとか……なぜこんなことが可能なのだ。これ作った人はすごい才能だなあと、ただただ感心するばかりです。


一生のうちでめくった本のページ数はどれくらい?
出したゴミの量はどれくらい?
どれだけの人と街中ですれ違ってきた?
今ここで生活しているのとはあえて違うスピードで人生を見せることで、普段の生活の中では見えてこない人生の違う側面が見えてくるというか。そしてその「異次元」が人生(主観)と世界(客観)の交わるところ。なのかなあ。
私の解釈はそんな感じなんですけど合ってるかどうかわかりません。でもとにかくミスチルのこのPVはスゴイと思うので見て損は無いはず。