コネってやつ

就職活動をする前、親に「コネないの、コネないの?」と訊きまくっていたワタクシですが、「ゼロ」という回答の前にへこんでいたものです。まあでも、世の中そんなに甘くない、コネなんてごく一部の人の特権よね、と半ば諦め気味で納得していたのですが…。


しかしいざ就職活動を始めてみたら、意外なところからコネの話が舞い込んできたのです。銀行に勤めている母が、出版社の書類選考にいろいろ応募していた私に言いました。「同僚の人が○○(某有名出版社)の人事の人と親友なんだって。口きいてあげてもいいって言ってたけど、どうする??」


それはもう、そのコネに飛びつきたい!と思いましたが、よくよく考えてみたら……。
母の、職場の、同僚の、親友。
遠い…。
こんな遠いのにコネって有効なんでしょうか。
逆に言えば、こんなほとんどコネとも呼べないようなコネが通用してしまう会社って、どんだけコネ入社の人がいるんだよっていう話ですよ。
それで結局この出版社には応募しなかったんですが。


サークルの友人も、某有名企業(業界名を言っただけで名称は書かなくてもバレるくらいの企業です。ヒントはインフラ)にコネがあるって言ってました。それは蹴ったらしいですが。


案外コネって世の中に遍く存在するものなのですね。