第6ステージ

ぎゃーそんなんありー!?うっそーん!!
というゴールでした…。


今年のジロは、昨年9勝もあげたペタッキには勝ちづらいコース設定が続いて、いまだペタッキの勝利がひとつもなし。ファッサ・トレインも活躍できていません。


そんな中、今日のステージは単純な平坦基調ゴールでペタッキ向きと言われ、ステージ優勝には絶好のチャンス。実際、ラスト3キロ手前でファッサ・トレインにスイッチが入って、いっきに先頭6人がファッサ・ボルトロ隊列を組んだ時は、「今年もようやくあの勇士が見れる!」と心躍りました。踊りましたが。次の瞬間、目の前には信じられない光景が。


カーブで先頭の選手がアウトにオーバーして道路からはずれ、落車。ファッサ・トレインはみんなそこに突っ込んで行ってしまい、ペタッキも巻き込まれちゃった!!えー。


先頭での落車だったわけですが、ペタッキの並み居るライバルたちはきれいにその落車を避けていきました。そしてどこからともなくロット・ドモが出てきて、マキュアンが先頭から2番目といういい位置につけます。そこから普通はマキュアンがチームメイトに引いてもらって、最後のゴールスプリントで自分が行く、というのが常套手段。しかし「やんちゃ坊主」マキュアンはそんな普通の勝ち方では嫌だったのか?逆に先頭を引っ張っていたチームメイトを1人アタックさせました。解説者の方たちもビックリ。そんなやり方は教科書には載ってない、みたいな。しかしこれが素晴らしい判断だったようで、見事功を奏して、最終的には他を圧倒するスピードでマキュアンが抜き去って、1位でゴール。


やっぱ強いわ、マキュアン。この人すごい。ペタッキはあわれだ…。早く美しく勝つ姿が観たいです。