(9)『キューティーハニー』

エンディングロールも含めて94分。短っ!

上司に怒られつつもOLライフをエンジョイしている如月ハニー佐藤江梨子)の正体は、「Iシステム」を発動させて何でも変身できるアンドロイドであった。しかし、そんなハニ−のIシステムの秘密を探るべく、悪の結社パンサークローが動き出した。ハニーは謎の新聞記者・青児(村上淳)やガチガチの警視庁刑事・夏子(市川実日子)とともにパンサークローが送り込む刺客に立ち向かっていく!(amazonより)


感想……「ギリギリセーフ」?
最初の10分を観ていて「うわーもうたまらん、観てられない…」という感じになりかかったが、後半持ち直したかも。萌えに走りすぎ、陳腐すぎ、古すぎ、という白けそうになる瞬間瞬間で、サトエリの(正体不明な)純粋キャラに救われていた感じがする。「イヒヒッ!」という笑い方とか。もしサトエリ以外のアイドルが主演をやって、「エヘッ☆」とか「アハッ☆」とか笑ったらきっと私はそこでチャンネルを変えていたと思う。


あと面白かったのは敵陣のキャラたち。彼らの存在のおかげで後半「持ち直した」感覚を覚えたような気がする。特に面白かったのが及川光博。ハマりすぎってくらいハマっている。今までのどんな役よりミッチーにピッタリだったんじゃ?
もうひとつ笑えたのは京様こと京本政樹の扱われ方。街中に出現するデカい京様(しかも終始無言)は笑わずにいられません。


惜しむらくはテンポの悪さ。全体の構成のことではなくて、各場面の中での、台詞のテンポとか間合いとか。まだ引っ張るのかこのシーン?という疑問が何度か頭に浮かんでしまった。


まあでもなんとなく楽しめたので、「ギリギリセーフ」ということです。